当初はファンクリズムでなんか曲を、という目論見が、クンゴプロデューサーの「ラップもありだよね」で、こうなりました。
ギタラー世代はラップという音楽素材を扱ったことがなくて、まあ新鮮なことこの上なかったです。録音前にチャネルさんから「曲のイメージを教えてください。参考になる映画とか書籍とか」との質問がありました。
で、曲をいじくっている最中のイメージをあれこれ思い出してる最中に、ああそうか、音楽ってもともとこういうものだったはずだよね、と、妙に納得回帰してしまいました。
Christmas song ヒラ歌のキメキメの所、実はもの凄い緊張感あるんですよ。 そして、クンゴさんがラップに合わせて色々決めていくんですよね。 あっという間にトラックが出来上がっていく。面白かったです。そして、その上でのラップがいかにもギタラートリオ向けな歌詞で。 スゴい楽しかったんです。
このキメキメなビート、結構難しいんですよね。ヒラ歌部分は結構がっつり合わせて、サビ部分は典型的な4部打ちなんだけど、そこはギタラーさんとタケル君が跳ねずにびっちり合わせてる。グルーブ感がたまりません。
チャネル君、ギタラーさんの世界感を見事に表してるなぁ。このひねくれた感じ。わははは。完璧!
エンディングは、クリスマスの雑踏から、背中丸めて小走りで逃げる。重い想いを振り切るように、とにかく逃げる。あー、ちくしょう、どーせ俺なんて、的な怒りやもどかしさとともに、とにかく逃げる。そんなイメージです。フェードアウトするつもりだったんだけど、面白かったんで、全部生かしてしまいました。